こんにちは、hiroです!今回はMbedIDEという開発環境を使ってマイコンに書き込む方法をご紹介します。
Mbedを使おう!
Mbedとは?
マイコンの開発環境ってたくさんあるよね!例えばArduinoIDEとかは有名だね
でもMbedは使ったことがないや、どんな感じの開発環境なんだろう
MbedIDEのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 開発環境やライブラリが全てインターネット上にある
- コンパイルしたファイルはドラッグ&ドロップでマイコンに書き込める
開発環境が全てインターネットで済むので、最初のめんどくさい環境構築が不要です。また、マイコンに書き込む際も、シリアルインターフェースなどインストールする必要がなく、ドラッグ&ドロップで書き込めるので、まるでUSBメモリのように書き込むことができます。
メリット
インストール不要ですぐに開発できる!
デメリット
- インターネットに接続されていないと開発できない
- ArduinoIDEと比べると情報が少ない
インターネットがないと使えないのは、インストール不要の弊害ですね。また、MbedIDEはArduinoIDEに比べるとライブラリの情報やモジュールの情報がちょっと少ない気がします。
デメリット
ライブラリやモジュールの情報が少ないことがある
開発の準備
メリットにもあげたように、MbedIDEはインストール不要で開発の準備が簡単です。
Mbedに登録する
mbed公式ページにアクセスして、"Sign up for free"をクリックして、指示に従ってMbedに登録してください。
オンラインコンパイラを開く
もう一度mbed公式ページにアクセスして、右上のオンラインコンパイラをクリックしてください。コンパイラの画面が開きます。
準備完了!
このような画面が出れば成功です!開発の準備ができました。
オンラインコンパイラの使い方
画面について
オンラインコンパイラはこのような画面になっています。
- ワークスペースエリア
- プログラムのファイルがツリー構造で表示される
- クリックすることでファイルを開くことができる
- メインエリア
- 開いたファイルを編集できる
- コンパイルボタン
- プログラムをオンラインでコンパイルできる
- コンパイルに成功すると自動的にファイルをダウンロード
- マイコンボード変更ボタン
- 自分のマイコンの環境を適応させる
- それによって使えるメモリなどが決まる
基本的な開発の流れ
詳しい説明をしつつ、基本的な流れを説明していきます。
使うマイコンの決定
まずは、使うマイコンを決め、4のマイコンボード変更ボタンから使いたいマイコンを探し、追加して選択します。
新しいプログラムを作成する
左上の新規というボタンから新しいプログラムを作成します。プラットフォームのところを先ほど選択した、マイコンボードを選択してください。
プログラム名はわかりやすい名前に変更してください。その他はデフォルトのままで良いです。
使いたいモジュールのライブラリを追加する
使いたいモジュールのライブラリを探します。
"mbed GPS ライブラリ" などと検索すると出てきます。
ライブラリの追加方法はこちらの記事で詳しく説明しています。ご覧ください。
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プログラムを書く
ここまできたらいよいよプログラムを作成します。作成したら、コンパイルしてファイルをダウンロードします。
コンパイルが成功しないとファイルはダウンロードされません。
マイコンにプログラムを書き込む
ダウンロードしたプログラムファイルをマイコンボードに書き込みます。
まず、マイコンボードをパソコンにUSBで接続します。すると、マイコンボードの中のファイルがひらけます。もし、挿しても何も起こらない場合はドライバがインストールされていない可能性があります。USBシリアルドライバをインストールしてください。マイコンボードの中のファイルが見れたらそこにダウンロードしたプログラムファイルをドラッグ&ドロップします。これで書き込みが完了します。
簡単に書き込めるのがMbedの強みです。
おわりに
お疲れ様でした。これでMbed IDEの簡単な使い方は終わりです。GPSの使いかたの記事もあるので、早速開発してみたい方は是非こちらもご覧ください!
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