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ランチラグの作り方

こんにちは、永山です。初投稿でございます。

記念すべき第1回はランチラグの作り方を説明していきます!

準備

今回はNSE配布フォーマットに基づいたランチラグ(NSE2022時点)を作成していきます。

まずは発注からです。寸法、型番(MISUMI)は下図を参照してください。

ランチラグは製作ミス、ランチャー通し試験に備えて、多めに発注する

この他にM5長さ12~16のボルトも発注する

製作

創造工学センターにはコンプルデックスというとても便利な工作機械があります。(下図参照)

ランチラグはコンプルデックスとボール盤を用いて製作します。

加工手順は

①ワッシャ、つば付きワッシャの内径をφ4.2まで広げる

②M5でねじ切りする

です。それぞれの加工方法、コツを書いていきます。

手順通り、まずワッシャ、つば付きワッシャの内径をφ4.2まで広げます。ネジ切りの際の下穴径(M5がφ4.2)は調べてください。

創造工学センターの工具ロッカーにある治具を使って、下図のようにセッティングします。

セッティングが終わったら、後は穴を開けてネジを切るだけですが、穴開けの際の中心合わせがとても難しいです。センターの職員の方に教わった手間はかかるが絶対に失敗いない方法を書いていきます。

①ランチラグ部材の中心径と同じ径のドリルをボール盤に取り付ける。

②部材中心めがけてドリルを下ろす。(中心がずれていても、コンプルデックスの方がずれて、中心が合い削れません)

③コンプルデックスと土台の位置を変えずにドリルをφ4.2のものに変える。

④穴開けする

仕上げ

過去の現地審査で、ワッシャーとボルトが浮いていると指摘を受けたことがあるため、当時はカッターで修正しましたが、センターで仕上げをしておくことをおすすめします。用いる工具は皿ざくりです。下の写真のように1mmいかないくらい削ります。

以上になります。ミスらないように頑張ってください!

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nagayama

nagayama

FROM THE EARTH 12期 機構班長

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